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2019.06.11

肛門の病気や術後は必ず症状がある

 肛門の病気や肛門の手術をした後など、必ず自分が感じる症状、自覚症状が出ます。
 内科の病気は、自分が気が付かないうちに少しづつ病気が進んで、自覚症状が出て、「何かおかしい。」と思って医療機関を受診して診察を受けたときに、「血圧が高くなっていますね。」とか、「肝臓の具合が悪くなっていますね。」という風に、自分が気が付かないうちに病気が進んでいる場合があります。自覚症状がでて、自分が気が付いた時にはある程度病気が進んでいることがあります。
 でも肛門の病気は違います。出血するとか、痛みがある。また肛門が腫れてくる。違和感がある。など必ず自分が感じる症状、自覚症状が出ます。肛門の病気は悪くなる時も、出血した。そして出血が頻回になる。また出血の量が増えてくる。痛みがでた。痛みがだんだん強くなる。など、症状が出て、病状が進むと必ず、その症状が強くなってきます。このように、必ず肛門の病気は症状がでて、病状の悪化とともに、症状が強くなってきます。なんの症状もなく、気が付いたらいつの間にか肛門の病気が悪くなっているということはありません。ですから、出血や痛みなどの症状がない時は、肛門の病気は治っているということです。
 また肛門の病気に対して手術をした際も、必ず症状が出ます。出血するとか、出血しなくなっても浸出液が出る。また、痛みがあるなど、手術をした後も必ず症状が出ます。ですから、出血もなく、浸出液や汚れもなくなり、痛みがなくなったら、手術した後の傷は治ったということです。スッキリ治っていない場合は必ず何らかの自覚症状があります。
 時々、「あなたの病気は内痔核ですよ。」と言われると、何の症状がなくても「自分は内痔核を持っているんだ。」と思っている方がいらっしゃいます。また、「あなたは裂肛ですよ。」と言われると、排便時の痛みや出血がなくても「自分は裂肛を持っているんだ。自分が持っている裂肛が、排便時に痛かったり痛くなかったり、出血したりしなかったりするんだ。」と思っている方がいます。
 また、女性の方で出産の時に肛門が腫れて痛くなって「痔になった。」とおっしゃる方で、なんの症状もないけど、出産後ずっと「痔」を持っているんだ。一度「痔」になったら治らないんだと思っておられる方がいらっしゃいます。
 そんなことは、ありません。必ず肛門の病気は症状がでます。何の症状もなく、いきなり悪くなっていることはありません。ですから、肛門に何の症状もなく、肛門のことが気にならない時は、「自分は治っているんだ。」と思ってください。
 例えば、裂肛を例にあげてみます。
 裂肛は、排便の際に便が硬かったり、反対に下痢だった時に肛門に傷がついて、痛みや出血する病気です。
「あなたは裂肛ですね。」と言われると、痛みや出血がなくても、「自分はいつも裂肛を持っているんだ。持っている裂肛が排便時に痛かったり痛くなかったり、出血したりしなかったりするんだ。」と思っている方がいます。でも違います。排便時に痛みや出血があった時に裂肛になったということです。排便の状態が良くなり、排便しても痛みもなく、出血もないときは、裂肛はすでに治っているということです。解りやすく言うと、「あなたは怪我をしていますね。」と似ています。転んで怪我をして痛みがでて、出血もします。でも転ばなければ傷は治っていきます。これと似ていて、排便時に痛みや出血があった時に裂肛です。排便時に痛みや出血がなければ裂肛は治っているということです。
 裂肛になると必ず痛みや出血などの自覚症状がでます。なんの症状もなく、裂肛が悪くなっていくことはありません。裂肛が悪くなる場合は、排便時の痛みが出た。その痛みが段々強くなっていく。また排便時の痛みだけだったのが、排便後も痛みが持続する。そしてその痔核時間が長くなっていく。など症状がでて、その症状が段々強くなっていきます。痛みや出血などの自覚症状がなくなった場合は、裂肛は治ってしまっているということです。
 また、内科の病気、例えば高血圧症の場合は、何の自覚症状がなくても血圧が上がらないように、毎日、降圧剤を内服しなければなりません。肛門の病気はそうではありません。なんの症状もなくなった時はすでに肛門の病気は治ったということです。ですから症状がなくなったら、軟膏や座薬ななどの治療は必要ないということです。
 どうしても、一度肛門の病気になると、何の自覚症状がなくても「自分はお尻の具合が悪いんだ。」「症状がなくても痔を持っているんだ。」と思いがちです。そんなことはありません。自分の感じる自覚症状がない場合は、お尻の病気は治っているんだと安心してくださいね。

 

 

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