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2019.10.22

患者さんの不安を取り除くには。

 患者さんが治療を受けるとき、特に手術を受けるとき、麻酔の痛み、手術の際の痛み、そして術後の痛みなど多くの不安を抱えています。漠然とした怖さもあると思います。
 病気の説明やそれに対しての治療方法、手術方法などをしっかりとお話しますが、どんなにお話して説明しても、絶対に不安や怖さを取り除くことはできないと思っています。

 そんななか、患者さんは自分の病気を治そうと手術を受ける決心をされます。手術を受ける不安や怖さがある以上に、今の病気をしっかり治しておきたいという思いが勝るのだろうなあと思います。手術をして治そうと思う気持ちを私たち医師は真摯に受け止め、その決意にしっかり答えなければならないと思います。

どこから不安は生まれるのか?

 ではどこから不安や怖さが生まれてくるのでしょうか?
 それは医師の説明を聞いても、それは話だけを聞くことです。また、いくら図に書いて説明してもそれは二次元の紙の上だけのこと。実際にどのように手術が進んでいくのか、そして術後はどのように経過していくのかなど、まったく患者さんは解らないところにあるのだと思います。
 頭では理解していても、実際に現実ではどうなるのかが解らない、そしてイメージがわかないところにあるのだと思います。

あらかじめ経験できない、経験が生かせない。

 話は変わりますが、例えば知らない場所に初めて出かけるとき、周りに見える景色は初めての景色、どのくらいで到着するのかなど考えると、到着までの時間がすごく長く感じることがあります。2回目に行くと、周りの景色は知っているし、だいたいどのくらいで着くのかも予想できます。始めていくときよりもすごく早く到着するような感じになります。やはり、一度経験したことを2回目以降経験するときは、これまでの経験を生かすことができますし、不安はある程度取り除くことが出来ます。でも手術となると、何度も経験するわけにはいきません。できれば1回の手術で完治させたいです。また手術は何回も経験するものではありませんし、一度経験すると二度としたくないと思う方がほとんどだと思います。

不安を取り除くには、具体的な数字を示してイメージが湧くようにすること。

 ではその初めての手術の不安や怖さを少なくさせる方法は何でしょう。

 やはりその一つは、麻酔はどうするのか、局所麻酔ならば、最初は麻酔の針をさす痛みがありますが、麻酔したところを麻酔していくので、途中からは麻酔が効いてくるので麻酔をする痛みもとれること。また、手術の方法やどのように手術が進んでいくのか。またどのくらいの時間で終わるのか具体的な数字を伝える、例えば1箇所の内痔核を手術する時間は10分程度、3箇所の場合は約30分とか。また実際に手術をしている時は、今どのくらい進んで、後何分ぐらいで終わるかなど、やはり具体的な数字を伝え、患者さんがイメージできるようにすることも大切だと思います。
 また術後の経過も同様に具体的な数字で伝えること。
例えば術後の痛みに関しては、局所麻酔は1時間で切れること。その時肛門が締まってくるので、痛みが出ること。でも1時間たって麻酔が完全に切れたほうが痛みが楽になることを伝える。
 そしてその痛みに対しての対象方法はどうするのか。術後1時間後には、痛みがあっても無くても消炎鎮痛剤を内服すること。術後3時間後には消炎鎮痛剤の座薬を挿入すること。その後は痛みがあっても無くても消炎鎮痛剤の内服を夕食後、寝る前、そして次の朝に内服して痛みに対処していくことをお話する。また、排便時の痛みに関しては、96.5%の患者さんが、術後7~10日過ぎるとスッと痛みが取れること。

 また術後の出血に関しては、術後1時間後に出血の有無を看護師が確認し、術後3時間後には医師が出血の有無を確認すること。そして3時間後の出血が無ければ大丈夫であること。
 また、術後の出血に関しては、内痔核の場合は、術後24時間までに起きる早期出血と、術後約7日目頃に起きる晩期出血の二つの出血が止血処置を必要とする出血であること。そして、晩期出血は約1%であること。
 どうしても排便の時は便が傷を擦って出てくるので、出血することがあるがこれは大丈夫であること。でも心配な時は迷わず出血が大丈夫なものなのかそうでないのかを聞いて欲しいということ。患者さんが感じるであろう不安を、その不安が出る前に先手先手で適切にタイミングで話をしていくことが大切だと思います。

患者さんが不安を感じるであろうことを、不安を感じる前に先手先手でお話する。

体験者の話を聞くことも不安を取り除く方法。

 また、渡邉医院の談話室に、患者さんが手術など入院中のことや、これまで痔で悩んでいたことを書いたノートが置いてあります。体験者の話を聞くことも患者さんの安心感いつながることがあります。やはり、実際に体験した人の話を聞くことは説得力があります。「早くこのノートを見ておいたらよかった。」という患者さんもいます。ただ、個人個人で術後の経過が違うこともお話しなければならないと思います。

患者さんが必要とするときに正しい情報をタイミングよく伝えること。

やはり、正しい情報を患者さんが必要な時にしっかりと伝えていくことが、患者さんの不安や怖さを取り除く方法になるのだと思います。

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