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2019.10.30

妊娠中も、お尻の治療は可能です。

 もう11月になりますね。今年も残すところ後2か月になりました。日中はまだ温かい感じがありますが、朝夕はもう肌寒くなってきました。

 町中の木々も少し色づき始めています。渡邉医院の玄関前の通り庭も少し赤く色づき始めてきました。これからは紅葉の季節になってきますね。

 これから徐々に寒さが厳しくなってきます。風邪などひかないように気をつけて下さいね。また、そろそろインフルエンザのワクチンも接種しましょうね。

妊娠出産後も肛門の症状がなければ治っているということです。

 さて、女性の患者さんの中には、「出産してからお尻の具合が悪くなりました。」とおっしゃる患者さんもいらっしゃいます。そして、妊娠出産をした時に具合が悪くなったあと、ずっと内痔核などの痔を持ち続けていると思っている方もいます。でもそうではありません。その時に悪くなっていても、今現在、出血や違和感、場合によっては排便時の内痔核の脱出などの自分が感じる症状がなければ、もう治っているということです。以前にお話しましたが、肛門の病気は必ず症状が出ます。例えば出血、痛み、腫れ、違和感など自分が感じる嫌な症状が必ず出ます。なんの症状も無いということは、すでに肛門の病気は治っているということです。

妊娠出産で悪くなる肛門の病気は。

 女性の方が妊娠出産によって悪くなる病気には大きく二つあります。一つは内痔核です。そしてもう一つは血栓性外痔核です。

一つ目の病気、内痔核。

 内痔核の具合の悪くなる原因は、どうしてもお腹の中の赤ちゃんが大きくなってくると、肛門のところにある静脈の流れが悪くなってきます。また便秘になることもあって、排便時に頑張ることによっても内痔核は悪くなってきます。ですから妊娠して、その後便秘になってくるようでしたら、酸化マグネシウムの様に、お腹の中の赤ちゃんに影響のない緩下剤を内服して、具合よく便が出るようにしていく必要があります。

 また、出産の際にどうしても強く力むことになります。この時に内痔核が悪化することがあります。ただ妊娠前に内痔核が無かった方は、出産時に内痔核の主張が強くなっても、無事赤ちゃんが生まれると、内痔核の状態がスッと良くなってきます。やはり、妊娠前から内痔核を持っている方は妊娠出産で、その内痔核が悪化してくることがあります。ですから妊娠前に今ある内痔核を治しておいた方がいいと思います。

妊娠中も治療は可能です。

 では、妊娠してしまったら、内痔核の治療ができないわけではありません。
 妊娠3か月から9か月までの間でしたら、ほとんどどんな治療も可能です。
早期のうちでしたら軟膏などの外用薬での治療。また外用薬では良くならずに、違和感や出血が続いたり、排便時に少し脱出してくる内痔核に対しては、パオスクレーと言ってアーモンドのオイルの中に5%の割合でフェノールが入っている痔核硬化剤を使っての痔核硬化療法をすることも可能です。
 また、内痔核に血栓が詰まって脱出したままになり、痛みが強い嵌頓痔核になった場合も、局所麻酔下に痔核根治術をすることもできます。ただ痔核根治術を行う場合は、術後7~10日後に内痔核の根部を結紮した部分から晩期出血と言って止血をしなければならない出血が起きることがあります。ですから術後は慎重に経過を診ていく必要はあります。

 でも、このように内痔核に対しての治療は妊娠中でもほとんどのの治療が可能です。

もう一つの病気、血栓性外痔核。

 もう一つの血栓性外痔核ですが、やはりお腹の中の赤ちゃんが大きくなってくると、どうしても肛門の静脈の流れが悪くなってきます。また、出産に備えて血が止まりやすいように体がなってきます。このことは血栓ができやすくなるということにもなります。またストレスがかかることで、血小板がくっ付きやすくなって、血栓ができやすくもなります。こういったいろんな条件がそろってしまって、最後は排便の時に強く力んだり、重たいものを持ったりして腹圧がかかった時に血栓が詰まって血栓性外痔核になることがあります。

 血栓が詰まって腫れるとやはり痛みが出てきます。ただ、基本的に、血栓が詰まって腫れて痛いということなので、自然に腫れが引いてきて、痛みがとれ、血栓は徐々に溶けて体に吸収されていきます。
 少し違いますが、どこかをぶつけて内出血して腫れて痛いと同じです。腫れは段々引いて、痛みは取れますが青い内出血は残ります。でもそれも徐々に薄くなって小さくなって吸収されていきます。
 これと同じで痛みはありますが、必ず血栓は溶けて吸収して治っていきます。

血栓性外痔核で痛みが強い場合は手術を。

でも痛みがとても強い場合は、局所麻酔をして血栓を取り除くことで痛みはスッと楽になります。また内痔核の手術と違って、動脈を結紮する部分がないので、内痔核の手術の様に動脈からの1%の出血もありません。
 強い痛みをずっとこらえているののも妊婦さんにとってとてもストレスです。お腹の中の赤ちゃんにもお母さんが痛みをこらえてストレスを感じ続けることはよくないのではないかと思います。こんな時は局所麻酔で血栓を取り除いた方がいいと思います。

妊娠出産で必ず肛門の病気になるわけではありません。

 妊娠出産で必ず肛門の病気になるわけではありません。もし妊娠前に内痔核などの肛門の病気があるのならば治しておいた方がいいと思います。また、妊娠中に内痔核の具合が悪くなったり、血栓性外痔核になったとしても、なにも治療できないわけではありません。手術を含めて、たいていの治療は可能です。

 妊娠前、妊娠中、そして出産後に肛門のことで心配なことや不安なことがあるようでしたら、是非、肛門科を受診して相談してみて下さいね。

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