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2020.12.01

子供の裂肛は慢性化するの?

 12月になりました。今年も後1か月。早いような気もしますが、今年はコロナコロナの1年でした。新型コロナウイルス感染の第3波が襲っている中、まだまだ収束も見えてきません。これからクリスマスや年末年始、お正月を迎えようとしていますが、私たちはこれまで経験したことが無い年末年始、そしてお正月を迎えることになります。でも、暗いことばかり考えていても仕方がありません。これから訪れるクリスマスなど、今までは違いますが楽しく過ごす計画をねるのもいいかなあと思います。

 今回は、寄せられた質問にお答えしようと思います。こんな質問が来ました。「子供の切れ痔は何か塗り薬貰えますか?」という質問です。この質問の答えは「ハイ」です。基本的に裂肛に出す軟膏は渡邉医院では大人も子供も一緒です。子供が使えない軟膏は当院にはありません。
 でも自分では塗れないお子さんもいるので、ご両親に塗ってもらうことになります。子供と言っても生後間もない赤ちゃんも便の具合で切れてしまうことがあります。ただ、お子さんに軟膏をつけるとき気を付けて欲しいことがあります。痛みもなく何ともなくても毎回お尻を広げて軟膏を付けると、やっぱり子供は嫌がります。軟膏を付ける場合は、排便時に痛かったり血が出た時だけでいいです。それ以外はあまり神経質にならずに軟膏を付けずにいても大丈夫です。

 子供も大人と同じように切れ痔、裂肛になります。原因は大人と一緒で、便が硬く便秘だったり下痢が原因になります。ですから、一番の治療は大人と一緒で排便の状態を良くしてあげることです。子供は大人と違って必要な水分量が多く必要です。しっかりと水分を摂らせることが大事です。大人を小さくしたのが子供ではありません。体に含まれる水分の量も大人とは違い、多く水分が含まれています。
 また、便秘が頑固な場合は、緩下剤を飲んで楽に便が出るようにしてあげるのも大切かなあと思います。渡邉医院では緩下剤として酸化マグネシウムを処方しています。子供もこの酸化マグネシウムを内服することが出来ます。
 渡邉医院では粉薬の酸化マグネシウムしか置いていません。子供が粉薬を飲むのが苦手とおっしゃる親御さんもいらっしゃいます。そんな時は、コップの中に水を入れ、その中に酸化マグネシウムを入れてよくかき混ぜて飲ませて下さいと言っています。酸化マグネシウムは水に溶けますし、無味無臭なので、こうやって飲んでも大丈夫です。返って水分を摂る量が増えていいかもしれません。
 具合良く便が出るようになることで、便秘は治っていきます。また、便が柔らかくなって、排便しても痛みがなくなると、子どもたちは、便をするのが怖くなくなり、嫌にならないので、便秘はさらに改善されると思います。

 さて、大人には慢性の裂肛があります。でも子供にはまず、慢性の裂肛はありません。なぜならば、大人の場合は、出来上がった肛門が切れたり治ったりすることで慢性化していきます。これに対して子供の場合は子供の成長と共に肛門も成長していきます。傷がついても、肛門も成長していくので慢性化はしません。ですから排便の状態を良くしてあげるだけでよくなて行きます。また子供の場合は裂肛の治りも早いようです。

 また時々お母さんが、お子さんに裂肛が原因での皮垂が気になり、お子さんと一緒に受診されることがあります。何か悪いものでもできたのかと心配されてのことだと思います。

 また、できた皮垂は切除しなければならないのかと心配されて受診されます。子本的に皮垂は悪いものではありません。切除することは有りません。また子供の場合は、先ほどお話したように、子どもの成長と共に肛門も成長していきます。ですから、今ある皮垂もお子さんの成長、そして肛門の成長と共に皮垂の大きさが変わらなくても相対的に小さくなるので、気にならなくなると思います。

 このように同じお尻の病気でも大人と子供では少し違った経過をとることもあります。

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院名 渡邉医院
住所 〒602-8462
京都府京都市上京区浄福寺通今出川下ル
竪亀屋町255
TEL 075-441-4303

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