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2022.05.13

治る実感が力になる!

 今、Twitterでの相談を受けています。悪性リンパ腫に対して入院して抗がん剤による化学療法を行っている真っ只中ですが、とても治療が順調で、変な表現ですが私はとても元気です。Twitterでの相談などで患者さんと繋がっていることができる。そのことが私にとってとても力になります。通常の診察とは違って、治療はできませんが時間はたっぷりあります。文章でのやり取りにはなりますが、ブログを検索してもらったり、関連した内容のYouTubeをみてもらったり。図書館、映像資料館併設渡邉医院Twitter分院といった感じで、遠慮なく何かお尻の具合で心配なこと、不安なことがあれば相談してくださいね。治療などの兼ね合いで、直ぐにお返事できないこともあると思いますが、その際はご容赦下さいね。

 さて、Twitterで、こんな質問を受けました。「抗がん剤の治療は、もっと大変だと思ってました。でも先生の投稿をみているとそんなことなさそうな感じを受けます。先生、周り人たちに心配かけないようにと無理されていませんか?」です。私も、最初はどうなるのかと思っていました。全然なんとも無いと言うと嘘になります。でも大丈夫です。周りの人たちに心配かけないように、無理して頑張っているわけではありません。本当にこれまでの3クールは抗がん剤の治療が順調に進んでいます。入院する前の方がもっと辛かった。
 おそらく、治療することによって、自分が感じる症状。その症状が実感を持って良くなっていく。この「実感!」がものすごく力になります。次はどこが良くなるのかなあと思いめぐらすことがとても楽しい。ですから、この「実感」を感じることができること、この楽しみが、抗がん剤の治療の楽しみへと繋がっていきますし。「治そう!」という力に変わっていきます。

 例えば、肛門科を受診した。出血があるのに治療をしても治まらない。やはり治っていく実感がなく不安へと変わっていきます。そんな時はもう一度、診断が正しいのか、ほかに治療をしなければならない病変が隠れていないのかを確認する必要があります。そうして治療をすることで「出血が治まった。」という「実感」も持って治療を続けて欲しい。又、出血が治まったと思って治療をやめるとまた出血。これを繰り返す。これも治ったという「実感」がありません。そんな場合は、本当に今行っている治療だけでいいのか?別の治療法を行う必要があるのではないかと顧みる必要があります。

 さらに、手術をした。医師は「もう治っている。気のせいだ。時間が解決する。」と言うが患者さんはやはり何らかの症状が残り、それが術後具合よく治っていく、または治ったという「実感」が得られない。やはり、肛門の手術。毎日患者さんが使うところ。「良くなっていかない。」。「治った感じがしない。」。「まだ傷があるような何時がする。」等、患者さんが感じる「実感」、これはとても大切なことだと思います。なぜスッキリと、具合よく治っていく「実感」を持ってもらうことができないのか。必ずそこには原因があります。私たち医師は、その原因をしっかり診断し、治していかなければなりません。そして治ってきた、治っているという「実感」を患者さん医持ってもらうことで、不安を解消でき、より良い方向へ導くことができると思います。

 私も復帰したら、今回の悪性リンパ腫の一連の治療経験を生かして、これまで以上に、患者さんに「実感を持って治っていく」、そんな治療を提供できるようにしていきたいです。

「治る実感が力になる。」

 

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