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2022.06.24

そこまで来ているのにスッキリ出ない。残便感が辛い!

 こんばんは。渡邉医院の渡邉です。
 これまで悪性リンパ腫に対して抗がん剤による化学療法を5クール施行しました。その治療効果を診るために620日に造影MRIを以降しました。その結果、腫瘍は消失しており、「完全寛解」となりました。後は完治に向けた治療が残っています。まずは「地固療法」を2クール行います。その間に自家血幹移植のために造血幹細胞を採取することも同時に行います。「地固療法」は寛解後に残っているがん細胞を叩くための治療です。そのために今入院しています。心身とも準備万端で治療のスタートを待っているという状況です。

 さて、この間TwitterYouTubeで様々な相談が来ています。やはりその中でも多いのが排便に関しての相談や質問です。

 排便後にスッキリせずに 便が残った感じがする。そしてそのことが原因でお腹が張った感じが残る。場合によっては食事がとれなくなるといったこともあると思います。とても辛い症状だと思います。
 私もブログにも「抗がん剤「オンコビン」と便秘を考える」や「オンコビンの逆襲!命のトマトスープ!」にもあるように、私も同じような経験をしました。便がそこまで来ているのに出ない。頑張っても出ない。「早くでてくれよ!」という感じです。また、スッキリ便が出ないので、お腹が張って苦しくなるなどです。一度抗がん剤の影響もあったと思いますが。嘔吐もしてしまいました。

 私の場合、オンコビンという抗がん剤でどうしても交感神経を傷害して腸の蠕動運動を抑制して便秘になるので、マグミット、酸化マグネシウムを内服していました。ただ、マグミットを内服して緩くてもスッキリ出ません。水のような下痢便でも出ません。とても辛い状況でした。もともと私は快便なので、便秘の方はこんな状況を頑張ってられるのかなあと思いました。オンコビン投与から約2週間程度でようやく便が元の状態に戻ってきた状況です。

 このスッキリせずに残便感があることに関しては、ブログの「動物の便の排出時間は12±7秒」でも書きましたが、「完全排泄」されずにどうしても残ってしまう「不完全排泄」のためにおきます。この「不完全排泄」は便が硬い等の便秘だけでなく、下痢の場合も起きてしまいます。

 下痢の場合も力んで下痢便を出しても一部は排泄できますが、一部は逆流して直腸の奥のS状結腸に戻ってしまいます。これがまた残便感になります。下痢の人が何回もトイレに行くのはこれも原因の一つです。ですから、難しいのですが、量のある、ある程度形のある便をある程度力んで出すとようにするとスッキリ感がでます。

 便の性状に関しては「短鎖脂肪酸と腸内フローラ」と言うブログにも、ある程度書いてあるので参考にして下さい。
 やはり食物繊維を摂って、キウイフルーツやベリー類もいいようですが、そこに十分な程よい水分が含まれて柔らか過ぎずにある程度硬さのある便を、ある程度力んで出す。このことがスッキリ感につながり、「完全排泄」になると思います。

 排便には、排便時の姿勢にも便の出しやすさ出し難さが関係します。これも「洋式トイレと和式トイレ、どちらがいいの?」というブログにアップしています。

 排便の出し易さ、出し難さには直腸肛門角が関係してきます。

 通常、立っているときは直腸と肛門の角度が鋭角になっていて便が出ないようになっています。反対に和式のトイレに座るときのような、体を強く「くの字」に折り曲げると、直腸と肛門の角度がまっすぐになって便が出しやすくなります。

 どうしても様式のトイレだと、この直腸と肛門の角度がまっすぐにならずに出しにくいという方も多いです。そんな場合は、少し足台を置いて、体ができるだけ「くの字」にするようにすると出しやすくなります。実際にアマゾンや楽天にもこの足台を売っています。一度検索してみて下さい。そんなに高価なものではありません。

 また、排便の際に少し下腹を手で押さえるようにして力むと、腹圧もかかりやすくなります。どうしても便が出しにくい時は、排便の時には足台などを使って体をできるだけ「くの字」にして、下腹を抑えて力む。やってみて下さい。

 さて、トイレに座っている時間についてです。トイレに座っているだけですと、内痔核など肛門の病気に悪影響はないと思います。やはり、座っている時間よりも頑張っている時間が長いと悪くなります。ですから少しトイレの時間が長くなるかもしれませんが、焦らずゆっくりトイレにいて、1回便が出た後も下腹を「のの字」にマッサージしながら、しばらくトイレで座っているのもありだと思います。

  最後に、やはり内痔核など肛門の病気の影響もあると思います。内痔核があると、排便後も残便感があり、出し切りたくて頑張りたくなるといった症状が出ます。排便時に内痔核が脱出してくるなどの症状がなくても内痔核があると排便後も残便感はあるようです。ですから、すっきり便が出るように、残便感がなくなるように内痔核など肛門の病気をしっかり治すことも大事になります。

 少し長くなりましたが、またTwitterYouTubeでの相談で多いものや、誰もが心配していることがあればブログでもアップしていきますね。

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