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2022.07.25

入院中は「文系」、退院中は「体育会系」

 さて、いよいよ地固療法も今回の2クール目で終了となります。

 1クール目は、地固療法だけでなく、もう一つ目的がありました。抗がん剤によって骨髄抑制が来て、その骨髄が回復してくるときに末梢に造血幹細胞が漏れ出てきます。この漏れ出た造血幹細胞を最終的に行う「自家血幹細胞移植」に使うために採取するといった目的です。

 そのため、1クール目は、造血幹細胞採取のタイミングを計らなければならなかったので、入院してからキロサイドという抗がん剤投与まで、8日と言う期間を「待つ」ことが必要になりました。この1クール目で「待つ」ことの大切さ必要性を学びました。

 1クール目で「自家血幹移植」に必要な造血幹細胞が十分すぎる量が採取できたので、今回2クール目は地固療法のみを行うことになります。もし前回、十分な量の造血幹細胞が採取することができていなければ、2クール目も採取するために「待つ」が必用でした。でも今回は、今日入院して、さっそく明日から治療を開始することができました。

 前回一度経験しているので、どの時点で骨髄抑制が来て白血球や血小板が減少し、最低値になるかも予測できます。明日、明後日の2日間の投与で、前回投与後10日目で最低値になったので、今回は、84日(木曜日)、5日(金曜日)頃最低値となり、その後骨髄が回復し増加に転じると予測されます。

 これまで、つまずくことなく順調に進んでいます。今回も問題なく順調に進み、採取目標の「自家血移植」に繋げていければと思います。

 さて、悪性リンパ腫発症後から「寛解」に向けた5クール、そして「地固療法」の2クール。いずれの時も、入院しているときは、絵を描いたり、ブログを書いたりしている「文系」の期間。退院してからは、入院している際に落ちた体力アップを図るために散歩などトレーニングする「体育会系」にと、完全に二分されています。

 どうしても病棟内でのため、できる運動などが限られています。

 でも、入院治療中に落ちた体力を退院している約1週間である程度回復させていく、そしてまた治療によって体力が落ちて、同じように約1週間の間に回復させていく。同じことの繰り返しがとても大切だと思います。ただ、いつも退院した日は、「また体力が落ちた。」と、とても悔しい思いを毎回しています。

 いつも入院した日に、看護師さんが「入院治療計画書」をもってこられます。その時に今回入院の目標をどうするか、看護師さんと話をして決めていきます。「寛解」までの5クールでは、「大量メソトレキセートの尿中への排泄を十分に行うために、点滴だけでなく、十分に垂便を接種して尿量を確保する。」と言うことを目標にしました。また、地固療法と造血幹細胞接種を行った前回は、「抗がん剤投与による骨髄抑制で白血球が減少するため、感染症に注意する。」と言ったことを目標にしました。今回は、治療が第一ですが、「入院中の体力をできるだけ維持して、入院時と退院時の体力の差をできるだけ小さくする。」といった目標を立ててみました。

 さて、限られた空間での体力の維持。どういったトレーニングのメニューにしたらいいかを考えてみました。そこで作ったメニューが、

  • ①とりあえず、トイレに行ったり、病室を離れるときは、必ず病棟を2週以上歩くこと。
  • ②その際に、手すりを使って無理のない程度でスクワットを25回する。
  • ③さらにその時に、これを手すりを使って無理のない程度に腕立てを50回する。
  • ④できれば「三戦」の型の練習をする。

この4つのメニューを作りました。

 「三戦」とは、空手の剛柔流の型の一つです。力を思いっきり入れ呼吸を整えながらゆっくり行う方です。移動の範囲が少なく、狭い空間でもできます。

 以前ブログでお話ししたかもしれませんが、京都に帰ってきて最初に借りたマンションの地下に剛柔流の道場がありしばらくの期間、練習に通っていました。岡崎の武道館に昇段試験を受けに行ったりしました。一応初段をとることができ、黒帯です。

 道場が移転して、なかなか仕事場から道場へ通うのが難しくなって、いけなくなってしまいました。でもその時にいろいろ教えていただいた方をなんとなく覚えていて、特に「三戦」は、記憶に残っていました。その記憶をたどりながら、YouTubeで型の確認をしながら、さっそく今日練習してみました。

 今回のメニュー、どこまでこなすことができるか、そしてどこまで体力を維持できるか。一度チャレンジしてみますね。

 2クール目も、通算12枚目の絵も描いています。また紹介しますね。今回の入院は、文武両道で行ってみますね。

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