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2023.05.12

新型コロナウイルスが5類になって。

 皆さんこんにちは。渡邉医院の渡邉です。

 急に寒くなったり、朝夕の寒暖差が大きかったり体調を崩しそうですが、皆さんは大丈夫ですか?

 私は新型コロナウイルスが5類になった58日に、いきなり仕事帰りに寒気がして、家に帰って体温を測ると38.5℃!またコロナ感染か!また休診か~!とショックを受けましたが、コロナは陰性でした。その時だけ38.5℃で、日にちが変わった午前2時以降は平熱に解熱。その後は一切熱は出ません。あの熱はいったい何だったんだろうお思います。
 41日に再開して1か月少し、疲れが出たのかなあと思っています。

 さて新型コロナウイルス。5類になりました。新型コロナウイルスが収束したかのように国は広報しています。でも、まだまだ新型コロナウイルスがなくなったわけではありません。今後も基本的な感染対策はしていかなければなりません。

 新型コロナウイルス感染者は減っています。また少しずつ増えてきているのかなあとも思います。

 でもこの新型コロナウイルス感染症が減った理由は、医療提供体制が充実したわけでも、保健所機能、公衆衛生行政が拡充したわけではありません。ワクチン接種が進み、また感染された方が増えて多くの人が抗体を持つようになったからだと思います。やはり、今の現状をみて、これまでの医療提供体制や保健所機能、公衆衛生行政のどこに不備があったのか、何が足らなかったのかを検証しない限り、未来を語ることはできません。

 実際、5類になったことでどこで感染するかどうかわからなくなります。健康な方はそれでもまだ大丈夫ですが、基礎疾患がある方や高齢の方にとってはこれまで以上に感染に恐怖を感じています。

 私も今、悪性リンパ腫の治療をしています。抗がん剤も内服しています。その影響もあって免疫に関するIgGがとても低いです。γグロブリンを点滴しても正常値には程遠いです。新型コロナウイルス以外の感染症に簡単に感染してしまう状況です。ですから、今週月曜日の発熱はとてもショックでした。
 このように私と同じような状況の方が沢山おられると思います。高齢者の方も同じです。やはり免疫力は落ちています。こういった人たちが沢山いるんだということを私たちはしっかり認識しなければならないと思います。

 さて、新型コロナウイルスが5類になったことで、国は発熱患者を診察する医療機関を増やすと言っています。これに関してもなかなか難しいと思います。
 これまでの地域の医療機関、かかりつけ医の先生方は献身的に発熱外来で患者さんを診察してこられました。何もしていなかったわけではありません。5類になったからと言って国が考えているほど簡単に発熱患者診察医療機関が増えるとは思えません。
 発熱患者さんとそうでない患者さんとの導線を別にする。そういったことが物理的に不可能な医療機関も多いと思います。時間による導線の分離に関しても、スタッフの確保がはり難しい。
 また、医療機関にかかる患者さんは基礎疾患を持っている人ばかりです。こういった基礎疾患を持っている患者さんと一緒にコロナ感染者を診ていかなければなりません。
 5類になったとしても、医療機関としてはこれまでと全く変わらない状況です。場合によってはこれまで以上の対応をしていく必要があります。それにも関わらず国は、これまで新型コロナウイルス感染症を診察している医療機関に対しての支援を止めようとしています。

 こんなことでは、第9波や新たな新興感染症に対応できません。今一度今回の新型コロナウイルス感染症パンデミックを検証して、医療提供体制、保健所を始め公衆衛生の充実、拡充を国は考えていかなければならないと思います。

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